鴉
黎明の鴉
出典:百式EA辞典 WEB
黎明の鴉(れいめいのからす)(通称:鴉 からす)は、国家規模の危機から国民を秘密裏に守っているとされる組織。ネット掲示板などで情報が流布され、多くの作家・ジャーナリストなどが存在を主張している。
オカルト系情報コラムサイト『月刊レムリア』では、定期的に黎明の鴉に関する特集が組まれている。
元は#-600年頃に当時疫病と新勢力であった宗教真ナ教(現在の真那教)の侵攻に悩まされていた宇佐姫天皇密勅により結成されたのが始まりだという。
概要
主にネット掲示板『nちゃん』で目撃情報が流布され、それらを体系化、総称して “黎明の鴉” と呼ばれるようになった。
由来
名称の由来は、薄暗い時間に全身黒い服で現れて、政府や行政が介入できない厄介事(ネット掲示板で語られているのは主に怪奇現象にまつわる事案である)を解決し、明け方に去って行くことから。また、明け方に消えること、および、政府が隠している(とされる)事件にも駆けつけ人々を守ってくれるという噂から「新人民防衛の黎明」を掛けて「黎明」とした、導きの神使「八咫烏」に掛けた、という説も存在する。
目撃情報
一番最初の目撃情報は、'38年12月17日に発生した、東都中京電気鉄道列車衝突事故(以下、中京電鉄事故)である。火災が発生する車内で数名の黒い服を着た青年が救出活動を行った姿が目撃された、と言うもの。
当時は居合わせた黒い制服を着た高校生達の活躍として新聞、テレビなどの各メディアで取り上げられたが、彼等がどこの誰であったのかまでは特定されなかった。その後、ネット掲示板の特定班によって、当時事故のあった大杉区周辺に目撃者達が話すような制服を採用している高校及び中学校を捜索したが、ここでも彼らがどこの生徒であったのかを特定するには至らなかった。
『丹電子障害』との関係
「丹電子障害」「丹電子障害の都市伝説」も参照。
中京電鉄事故の生存者の一人が「列車が衝突する寸前に全身が赤いニョロニョロした人影のようなものを見た」と証言した。この話から、ネット上で様々な憶測が飛び交い、証言に酷似した都市伝説「カイカイさん」、ひいては丹電子障害と結びつけられネット上で様々な噂が流布されることとなった。
そして「この証言の憶測」「救出活動を行なった正体不明の高校生たち」この2つがセットで出回ったことにより、現在広く流布している『黎明の鴉』像が体系化するきっかけとなった。
その後、大きな事故、自然災害が発生する度に、丹電子障害と結びつけられた怪奇現象・都市伝説と、黒い服を着た何人かの青年の目撃情報がネット掲示板などに挙って投稿され、それらによって『黎明の鴉』像が固められていった。
丹電子障害に関連した都市伝説(「カイカイさん」「赤い苔」「クモ男」「赤い霧」など)に遭遇した投稿者を黎明の鴉が助けてくれる、というのがネット掲示板で語られる際のお決まりである。