鴉
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カイカイさん
出典:百式EA辞典 WEB
カイカイさんは'20年代からインターネット上で流布している怪談、および都市伝説である。現代になって作られた創作怪談と定義されているが、起源は定かではない。丹電子障害との関連が噂されている。
概要
主にネット掲示板『nちゃん』で怪談が投稿されている、共通している内容は以下の通りである。
- 外見は「全身が赤いニョロニョロした人影」
- 「カイ、カイ」と言いながら暗がりを徘徊する
- カイカイさんの通った道は赤い液体が付着している
- 人間とはかけ離れた動きで四肢をくねらせ、手足を伸ばすことができる
- 臨海莢蒾地区、およびその周辺の地下施設で目撃される
- カイカイさんをじっと見つめ、それが何者であるかを理解すると、途端に精神に異常を来たし、自分もカイカイさんになる
主な目撃情報
'38年12月17日に発生した、中京電鉄事故の生存者の一人が「列車が衝突する寸前に全身が赤いニョロニョロした人影のようなものを見た」と証言した。この話から、ネット上で様々な憶測が飛び交い「それはカイカイさんの姿だったのではないか」という噂が広まった。また、このことが広く流布している『黎明の鴉』像を体系化するきっかけとなった。
正体
『丹電子障害』との関係
「丹電子障害」「丹電子障害の都市伝説」も参照。
噂で語られるカイカイさんの姿が、丹電子障害に感染し死亡した死体に特徴が似ていることから「カイカイさんは丹電子障害の末期患者(または死体がひとりでに動き出したもの)ではないか」という噂が流布されるようになった。
その他
特定地域に噂が限定されていることから、単に不審者情報に尾鰭がついて広まった、首吊り死体の死斑がそのように見えた、という説も浮上している。また、かつて現地に存在していたとされる「土地様」や「アカラ」と関連づける説も挙げられているが、ネット上の憶測の域を出ない。
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